社会科校外学習


□ 実施日時; 平成24年2月23日(木) 8:30 〜 14:30
□ 見学場所; 体験博物館 「千葉県立 房総のむら」


 6年生の社会科は,その大半が歴史の学習が占めます。よく言われることですが,地球の
歴史に比べれば,人間の歴史などはわずかなものと捉えられます。しかし,そのわずかな
歴史の一部でさえ,学習していくとなると容易なものではないことは周知のとおりです。学習
を進めていくと,身近に貝塚や古墳はないものか,歴史に出てくるような建物はないものか,
当時の生活を体験できるような施設はないものか,・・・・・・等,教科書の記述を恨めしく思
うことがよくあります。やはり,教科書の記述をそのまま読み取るだけの学習では,理解を
深めていくにも限界を感じてしまうものです。
 今回訪れた施設は,広大な敷地の中に,さまざまな歴史にかかわる展示を有しているだ
けでなく,千葉県の房総地方が中心ではありますが,伝統的な生活様式や古くから伝わる
技術などを体験することができるように設置されています。最近は,歴史学習ばかりでなく,
昔のくらしが体験できるとあって,小学校3・4年生が社会科の学習で訪れることが多くなっ
てきているようです。
 当日は,雨模様のあいにくの天候でしたが,限られた時間の中で,施設見学と体験学習を
行ってくることができました。時間に余裕があれば,広大な敷地の隅々まで探索したり,竪穴
住居や江戸時代の町並みや武家屋敷・農家などの施設を調べることができたと思います。
 今回,見られなかったり体験を逃したものは,春休みや夏休みなどを使ってみるといいかも
しれません。少し足を伸ばせば,歴博(国立歴史民俗博物館)もあるので,ちょっとした歴史
探訪になると思います。

雨天の中の出発でした。 「房総のむら」も雨でした。
グループに分かれて,見学・体験学習へ。


  わら人形が何カ所かにぶら下げられてい
 ました。

  『綱つり』
  木更津市金田地区の風習で,各町村や村
 との境に左ないの縄を使って,かしま人形
 (男女一対)をぶら下げ,外からの災いを防
 いだそうです。
風土記の丘資料館
1階の展示室  ※石室のオブジェが資料館入り口にもありました。
2階の展示室のようす
竪穴住居が復元されていました。
「せんべい焼き」にチャレンジ!
「千代紙ろうそく作り」は全員体験しました。
張り子の絵付け ※ ものによって,体験する金額が異なります。


 ※ 杉玉 あるいは,酒林[さかばやし]

  新酒ができたことを知らせるため,つるした
 と言われています。やがて酒をあきなう店の
 目印になりました。